髪の毛の健康を保つためのヘアケア大辞典
皮脂腺は頭皮や毛髪のために皮脂を分泌させる機能を持っています。分泌された皮脂は毛包内から毛孔に出て、毛髪を潤し保護します。適切な頭皮の洗浄が行われていれば、自然な皮脂で十分適切な保湿・保護が行われるようになっています。
しかし、何らかの問題が生じ、皮脂が過剰に分泌すると、頭皮のベタつきやフケの原因となります。頭皮には、この皮脂腺が身体の他の場所よりも多く存在しており、皮脂の分泌量も多く、さらに髪の毛が密生しているため、脂っぽくなりやすいのです。
近年の研究などによると、薄毛に悩む人の頭皮の特徴のひとつに、「皮脂腺の肥大化」があげられます。このような状態になると、皮脂が過剰に分泌されてしまい、毛穴部分の角栓が形成され、それが原因で頭皮がベタつき、毛根周辺に炎症が起こりやすくなるのです。
健康な髪を保つためには、この皮脂腺の肥大化を予防する必要があります。それには食生活の改善があげられます。皮脂腺肥大の原因となる動物性脂肪の摂りすぎを抑えて、野菜や海草などを加えたバランスの良い食事にすることを心がけてください。また、自分に合ったシャンプーで、まめに洗髪することも効果的です。頭皮の汚れをよく落とし、炎症が起こらないようにしましょう。
皮脂の分泌には男性ホルモンが関係しているので、一般的に男性のほうが女性よりも皮脂量が多いといわれています。
しかし、0歳~15歳位までの年齢では、男性よりも女性の方が多く、16歳~25歳までの新陳代謝の盛んな思春期になると男性の皮脂分泌量は増加し、毛髪や頭皮がベタつきやすくなるというわけです。
本来、髪や肌に潤いを与えるはずの皮脂の量が多くなりすぎると、還元酵素(5αリダクターゼ)が過剰発生し、そこに男性ホルモンが結びつくと、ジヒドロテストステロン(5αDHT)になり、これが毛根を萎縮させてしまう原因にもなります。これは薄毛にもつながりますので、「頭皮がベタつく」と思ったら、食生活の改善や頭皮ケアの見直しがおすすめです。